君はタップ踏むために

but everybody needs somebody

【TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ】自担は30年選手のジャニーズアイドル

TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ

単純な言葉しか並べられないけれど本当に幸せな時間で「20th Centuryってこうなんですよ」と紹介してもらい、おさらいをするような。そんな2時間だった。公演前のコメント(確か坂本さん)で「舞台のようなライブのような」と濁していたように、両方に浸ったような満足感と多幸感で胸いっぱい……。

 

以下、セトリ追って考察とも呼べない感想たち。ネタバレ注意。

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いのちゃんまん、無論かわいい購入。

 

Traveler

実は観劇前にセトリ確認済みだったんだけど、頭の2曲で「ア、行く価値あるな」と思った。3人ともブルーのスーツ。え?背高くない?腰どこ……あ、足長いわ……スタイルおばけ。驚異的な足長おじさん。3人並んだ攻撃力の高さ。何度見ても慣れない。フリかっこかわいい(死語)

 
Glory
私がトニで3番目くらいに好きな曲(ちなみに一番は2ndハウスのアレ)まさかGloryの2019ver.聴けるなんて思ってなかったからしぬほど嬉しいし本当にえもかった……。良曲なのに一度しか歌われないアルバム曲やらカップリング曲撲滅したい担当大臣は歓喜で涙した。いのっちメインを支えるような坂長さんの上ハモが最高に心地よい。フリかっこかわいい(二度目の死語)フリ中で3人がお尻蹴ったりちょっかい出し合ってるのも福眼。8/16は長野さんに脇腹をつつかれた坂本さんが「アンッ」って声でて自分で笑っちゃってるのもかわいかった。けしからん。
  
WISHES
スタンドマイク両手で握り締めて苦しげに歌い上げるいのっちの表情。察して同士。
 
会って話を
生バンドの素敵アレンジに女性コーラスが入るとぐっとアンニュイな雰囲気になって心地よかった。途中から長野さんはけて坂いの。きゅんぽダンス(命名我)が印象的。
 
Stranger than paradise
長野さんソロ。メンバーのバックダンサーに徹するメンバーっていうのが好きなんですけどまさにそれ。長野さんを見ていたい気持ちと、バックダンサーズの脚長とお尻が活かされる素敵ダンスを見ていたい気持ちとの葛藤が生まれていた。イリュージョン博。身体まっぷたつ博。私の中でもっとも難解な長野さんパートなので先輩たちの考察読み漁ります。キメ顔ッ☆
 
コバルトブルー
坂本さんソロ。「だいぶ彼女いないよ」「思い出すとつらいけど素敵な思い出」「サカモトってここにいないみたいなときあるよね」「ここじゃないどこかへ」追憶の窓辺に佇む彼女は幸せを噛み締めようとしているけど、サカモトは彼女が望む「ここじゃないどこか」へ連れて行くことはできないんでしょうね。感情の高ぶりのようにテンポが上がるタップと荒げた声。それは彼女一人に対するものじゃなくて、恋愛に身を投じきれない自分へぶつけたものなのかなぁと。それが坂本さんにとっては「アイドル」の代償だったのかも。坂本さんパートは「芝居」じゃなく「リアル」に見えてしまって、それはある種坂本さんの策略にまんまとハマれたのかも。自担よ、とにかく幸せになってくれ……
 
遠いところまで
いのっちソロ。アイドルになろうとしていた当時の自分との会話。正直、最初はお人形のかわいさと操る坂長のシュールさと、フォークソングでフライング?っていうツッコミどころの多さで、内容入ってきてない部分があったんだけど。二回目は純粋に感動して泣いていた。「誰の曲?」「君の曲だよ」と優しく目線を合わせて一言。今のいのっちが語るからこんなにもあたたかで感動するんだろうなぁと。当時のいのっちを演じてるときの長野さんの表情がやわらかくて、きっと一瞬でも頭の中には当時のまだ小さい「よっちゃん」を思い浮かべたんだろうなと想像してまた泣く。アイドルになれば空も飛べる。
 
20th Century デス
前後のお芝居の解釈は後々。ノリがよくて楽しい!坂本さんの手にはタンバリン、いのっちはギター。3人がステージを広々と駆け回ってぴょんぴょん跳ねて楽しそうだから私まで楽しい。
 
愛なんだ
あかぺら。
 
トライアングル
「あなた」と「わたし」みたいな恋愛の二人称がテーマのような曲が多い中で、今回は舞台の方向性として「3人の絆」みたいなものが前面に出ていてこの曲も然り。感慨深い。3人の絆が見え隠れするたび、カミセン3人もそういうものを持っているんだろうなって。そんな3人と3人が合わさって更に大きいものを育ててるんだから、そりゃあV6は素敵なグループだよなぁって。ある意味余計なことを考えながら涙ぐんでいた。
 
カノトイハナサガモノラ
最後の最後に心底とんでもない新曲が来たなと思った。マジで。イントロの軽やかで爽やかなメロディーに「キラキラアイドルソングきた……!」とテンションは爆上がり。Aメロ、Bメロと本当に可愛くてキラキラしていて「俺たち今もアイドルやってるよ!」とこれでもかと見せ付けられているようだった。だってトニセン過去振り返ってもこんなにキュルンキュルンしてる曲ってなかったと思う。坂本さんに両サイドから頬寄せる長野さん、いのっちはまるでMYOJOだかWink upだかのグラビアかと思うほどにアイドルだった。込み上げる悲鳴を押し殺してステージで輝く3人を見つめていた。サビのメロディーもフリも最高に可愛い。一緒に歌って踊りたい。この曲を着席ペンラ無しでってすごい酷だった。そのくらい楽しい。衣装だって挑戦的で最高。メチャクチャ似合ってる。言葉では表せないくらい衝撃的で、愛らしくて、宝物みたいな曲が増えたことが嬉しかった。
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今回も哲学的で、ハッキリと答えを教えてはくれない内容だったから1から100まで理解しようとすると難解な部分もあった。けど、今回は一生懸命に理解しようとしないでいいかな〜って自分で決めてしまってただステージ見て思ったことだけを消化することにした(それこそ『空ばかり見ていた』なんかは噛み砕いて飲み込んでまた掘り出して噛み砕いて……みたいな苦行を勝手にしていた)
失ったものもあるだろうし、つらい思いもしているだろうし、それでも今も変わらずアイドルを続けてくれている。3人の根底にあるものはきっと先輩たちのバックで踊っていた時から変わらないんじゃないかな。年齢とか結婚とかグループであることのしがらみとかも受け入れて、もしかしたら「俺たちは俺たちだから」って跳ね除けてアイドルで居続けてくれる。アイドルでいることから逃げずにいる。最後の新曲「カノトイハナサガモノラ」もまさにそれで、ホワイトシアター顔負けの派手衣装に、わかり易くて可愛らしい振り付け、3人で手を取って頬寄せて、見てる方が恥ずかしくなるようなアイドルっぽさがこれでもかと詰め込まれていた。実際そんなキラキラしたステージを見て「この人たちはまだアイドルやってくれるんだ」「これからも走ってくれるんだ」って思えた。もしかしたらこの期待も彼らにとってはしがらみなのかもしれないけど、私は3人に期待し続けたいし、これからもアイドル20th Centuryの姿を見せて欲しいなと思った。
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ちなみに観劇日は我の誕生日だった。人生初のバースデー観劇。自名義よ感謝永遠に……

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響き合う3つの魂の旅が、幸多からんことを。